「フィンランドと日本の生活デザイン展『木の椅子』」
「フィンランドと日本の生活デザイン展『木の椅子』」が長野県 小海町高原美術館で開催されます。
日本から遥か西に位置するフィンランド。日本に意外に近いということをご存知ですか? 国土の広さは日本とほぼ同等の小さな国、隣国である大国ロシアの脅威、敗戦国となった先の世界大戦での境遇、どん底からの驚異的な経済発展、豊かな自然に育まれた穏やかで控えめな国民性など日本人にとって親近感を抱かせる共通要素がいくつもあります。
文化的な側面からみても、国土の大半を占める森林が、木の文化を生み、古くから人々の生活に密接に関係してきたことも同じです。また、デザインというものが日常生活に根付いてきた20世紀半ばからは、数多くの木による生活デザインが生み出されてきました。ハイテク産業が発達し、生産性、効率性が求められる現代においても、木製品が消えることなく生み出され続けているのは、工業製品に取って代わることのできない価値があるからです。
本展では、日本人も当たり前のように使ってきた〈木〉の日用品、特に〈椅子〉にフォーカスし、フィンランドと日本の名作といわれる椅子から今日の椅子のデザインを生活者の視点でご紹介します。
(展示構成)
1.フィンランドの木の名作椅子
Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)、Antti Nurmesniemi(アンティ・ヌルメスニエミ)、Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)
2.フィンランドの今日の木の椅子
Kari Asikainen(カリ・アシカイネン)、Harri Koskinen(ハッリ・コスキネン)、Juhani Manner(ユハニ・マナー)、Rudi Merz(ルディ・メルツ)、Kari Virtanen(カリ・ヴィルタネン)
3.日本の木の名作椅子
川上元美、長大作、豊口克平、ジョージ・ナカシマ、水之江忠臣、松村勝男、柳宗理、渡辺力
4.日本の今日の木の椅子
朝山隆、伊藤嘉康、猪俣一博、上山隆久、坂本茂、杉村徹、須田修司、高村徹、木内明彦、野木村敦史、藤井慎介、古谷禎朗、法嶋二郎、迎山直樹、森明宏、守屋晴海、吉野崇裕5.小海町近隣のWood workers
井出正(木工房アマナ)、高橋敦(家具製作ゆずりは)
日 時 | 2011年04月16日(土)~2011年07月03日(日) |
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料 金 | 一般(高校生以上)500円(400円)、小中学生150円(100円) |
ホームページ | http://www.koumi-town.jp/museum/ |
場 所 | 小海町高原美術館 |
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